


亀田製菓では、厳しい試験を通過して選ばれた
「官能優秀者」による
「味・風味評価」
を実施しています。
これは、人の好みに左右されることなく、
まるで機械のように「亀田の柿の種」の
「品質を数値化」する試験。
高い精度で品質を機械的に分析する精鋭たちが、
「7:3」の「亀田の柿の種」を
徹底的にテストします。

配合の割合が変わるということは、その袋の中で
柿の種とピーナッツが
空気にふれる割合も変わるということ。
保存日数の経過とともに、
その変化が品質にどのような影響を与えるか、
製品化できる基準を満たす
品質を保つことができるのかテストします。

試験は、味・風味の評価が製品以外の
外部要因に影響されないよう、
温度、湿度が一定に保たれた室内で行います。
また焼き色など見た目の違いが
評価者の感覚に影響しないよう
赤い照明下で行なっています。
試験は、包装された日から
保存日数の経過ごとに実施します。
官能優秀者は、味や風味など、
亀田製菓が定める複数の基準について、
細かくひとつひとつ評価の数値を入力。
日数の経過に伴い評価の数値にどのような差が生じるか
検証します。

比率が変わるということは、
柿の種とピーナッツそれぞれに含まれる
水分量の合計も変わり、
袋の中全体の水分量が変わるということ。
それは「しけやすさ」に直結する重要な問題です。
「7:3」の「亀田の柿の種」は、
基準の水分量を満たすことができるのかテストします。

水分量テストは、柿の種、ピーナッツ
それぞれ個別に行います。

一定の条件下で保管した
「7:3」の「亀田の柿の種」を、
包装からの1カ月ごとに測定します。
想定の賞味期限の経過日数まで、
柿の種とピーナッツが基準の水分量を
満たすことができるか検証します。

「変敗」とは、油が空気に触れて酸化し
古くなったように味が劣化すること。
比率が変わるということは、
袋の中の空気の量も変わるということ。
空洞の形状を持つ柿の種が増えることは、
油を多く含むピーナッツにとって
「変敗」に直結する重要な問題です。
「7:3」のピーナッツは、基準の品質を
満たすことができるのかテストします。

変敗テストは、ピーナッツから油を抽出し、
油の劣化を表す数値POV(過酸化物価)
を計測します。

想定の賞味期限の経過日数まで、
ピーナッツが基準のPOV値を
満たすことができるか検証します。

亀田製菓では、「6:4」から「7:3」への
一見大差のないように思える変更のためにも、
そのわずかな変化が及ぼす柿の種、
ピーナッツの品質への影響を徹底的に分析しています。
水分量テストや変敗テストなどの科学的テストを行い、
さらに選ばれた人によって、
確かな品質を確認する味・風味評価を実施、
全てをクリアした結果、
はじめて商品化することができます。
それが「亀田の柿の種」のおいしさの支えです。


長年の当たり前を疑うことから始まり、
255,903票もの投票を受けて発足した
比率見直し委員会。
投票していただいたからには、
期待に応えたい。
実はかなりの重圧との戦いだった私たちの挑戦は、
ついに最終段階を迎えました。
いくつものハードルをくぐりぬけて、
いよいよ新しい「7:3」の
「亀田の柿の種」リリースへ。
私たちは今、関係部署と最後の調整を進めています。
きっともうすぐ、みなさんの声にお応えする、
大切な報告ができるはず。
新しい「亀田の柿の種」に、どうぞご期待ください。

今回の国民投票の結果を受けて、
「亀田の柿の種」の当たり前を覆すための活動を報告します!